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或る日テレビの番組で、創作紙芝居を定年後の生きがいにしている人がいることを知った。私たち夫婦の探し物を見つけたような気がした。妻が私の背中を押してくれた。
早速ダンボールを利用して紙芝居の「舞台」を作り、木の切れ端で拍子木を作ったのは妻である。私は慌てて脚本作りに取りかかる。アイディアは二人で出し合った。第一作目の「まりちゃんのおつかい」は妻が色鉛筆で絵を描いた。演ずるのは私。記念すべき第一作は勿論孫娘に見せた。観客はひとりだが、一番大切なお客さんだ。三歳の孫娘の反応に気を良くして二作目、三作目を作った。そしてこの三年来、夫婦でボランティア活動をしている市内の知的障害者の施設で、初めての実演を行った。みんなとても喜んでくれてほっとした。その後市立の児童館でも二回ほど行い、幼い子供たちに喜んでもらった。これからも妻と二人三脚で、出来るだけ長く手作りの紙芝居を続けたいと思っている。