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黙々と老人ホームに通い父の下着を持ち帰り洗濯する。私に与えられた任務と自分を納得させながら疲れた毎日を送っていた。ある日、公民館での陶芸教室の案内が目にとまった。週一回の教室だけど何かを見つけられるかも知れない。6月16日の体験入学の朝10時、いそいそと公民館に出かけた。何もかも忘れた2時間だった。楽しかった。携帯電話の呼び出し音にも気づかなかった。伝言に耳を当てる。「お父さんが危篤だ。すぐ来るように。」そして「お父さんが亡くなりました。」弟の静かな声が流れた。それから数週間後、私の初めての作品が焼き上がった。黒光りした父の形見を入れる小さな壷。今は、父は自分の死に目と引き替えに疲れちゃっている私に陶芸タイムをプレゼントしてくれたんだと思っている。お父さん、あれからもう3年経ちましたよ。ますます陶芸は面白くなってきました。私は生き生きしています。お父さんありがとう。