ホーム > 2007年度銀賞受賞作品一覧 > 2007年度銀賞

兄であり、弟のようでもあり、最高にステキなきょうだいでした。大好き。
これは花嫁となった娘が兄に送ったメッセージ。息子には、重い知的ハンディがあります。片時も目が離せない息子の世話に追われて、3歳下の娘にゆっくり向き合う余裕はなく、子育ては毎日が嵐のよう。無我夢中の母の後ろ姿を、娘はひたすら追いかけていたように思います。彼女の不安や淋しさが痛いほど伝わってきて、私も悩み苦しんだ日々でした。
そんな娘が、理解ある相手と出会い、新しい生活へと一歩を踏み出しました。その門出の日の冒頭のメッセージと、花婿・花嫁の二人が息子に向けたやさしい笑顔とに、私の苦闘の子育てが実りの時を迎えたことを実感します。これからも息子と私の二人三脚人生は続きますが、娘夫婦の温かいまなざしが何よりも力を貸してくれそうです。