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再び、北の大地美瑛の丘・哲学の木の前に立つことができ夢心地である。浮かぶ白い雲にふわっと飛び乗り空間を自由に泳ぐ気分となる。定年退職間際に、めまいと嘔吐で緊急入院。病院の窓からうつろう空が青空であっても、薄汚れどんよりした灰色の雲に押しつぶされそうな心象風景の日々日々。定年後の活動を期待していただけに・・・。
北の大地は実に広々としていて、見上げる空はどこまでも青く雲が悠々と流れている。小さなことにはくよくよせず、誰でもが公平に眺められる大空に健康や夢を託して、ぽっかり浮かぶあの雲を追いかけて楽しみを満喫できれば、最高に幸せだと思う。今、この丘で空を見上げるまでに快復している自分を確認し、大空と丘の象徴である哲学の木にこれからの人生をおおらかに生き抜くことを誓うと、彼らは病気と上手につきあいなと励ましてくれた。冬、ここの雪原から凛とした青空を眺められる想像をして帰途についた。