110年の軌跡と未来を体感するスペースデザイン。システムを超えたクリエイティブで魅せる次世代ショールーム
ショールームのパノラマ写真
【プロジェクト概要】
Client:株式会社 日立産機システム 清水事業所 様
Agent:リコージャパン株式会社 様
Role:プランニング、スペースデザイン、映像プロデュース、プロジェクションマッピング、インタラクティブ・サイネージ開発
Category:Branding / Movie / Interactive / Space Design
Date:2024年9月〜2025年10月(現在も拡張フェーズ進行中)
【Challenge(背景・課題)】
展示スペースを「静的に会社を伝える場」から脱却し、コーポレートブランドの歴史と成長を伝えつつ未来への期待を醸成する体験型コミュニケーション空間へ刷新することが求められました。具体的には、過去・現在・未来を体感できるタイムライン構造、将来的なコンテンツ追加を見据えた拡張性、来場者のエンゲージメントを高めるモダンなUI/UXの実装が課題でした。
【Solution(アプローチ・解決策)】
クリエイティブをハブに据え、"The Technology That Performs."を体現する設計方針でプロジェクトを推進しました。システム先行ではなくビジュアルと体験設計を起点にすることで、空間全体のクオリティコントロールと体験価値の最大化を図っています。
コンテクストデザイン:「Connecting Dots」
過去・現在・未来の3ゾーンを軸に、点と点が繋がり広がるストーリーを映像演出と空間配置で表現。入口のプロジェクションマッピングをはじめ、各ゾーンに最適化したデジタルソリューションを配置しました。コストパフォーマンスと機能性を両立する技術選定
インタラクティブはHTML5やオープンソースをベースにカスタムコーディングを施すことで、専用ハードに頼らない低コストかつ高性能なUI/UXを実現。将来の更新や追加に柔軟に対応できる設計としました。
【Outputs(成果物とこだわり)】
プロジェクションマッピング(出会いゾーン)
エントランス壁面に投影される映像は、日立の樹や環境調和のメッセージをコーポレートロゴと融合。来場者の注意を即座に惹きつけるインパクトを与えます。クラフティングムービー&ヒストリー映像(過去・現在・未来ゾーン)
モノづくりのこだわりや最新のグリーン戦略を、インフォグラフィックや空間グラフィックとシームレスに連動する映像で表現。没入感の高いナレーション設計と編集によりメッセージの理解を促進しています。カスタムメイドのインタラクティブ・サイネージ群
広大な工場マップを直感的にブラウジングできるタッチパネルコンテンツ等、オープンスタンダードを活用した柔軟な構成により将来的なコンテンツ追加やロールアウトを容易にしています。
【Result & Future(成果と今後の展開)】
公開後、特にプロジェクションマッピングによる来場者体験のインパクトが高く評価され、エージェント様・クライアント様双方から信頼を獲得。現状はショールームのプレゼンテーションツールとして稼働していますが、今後は工場内ツアーでのiPadキオスク活用や、コンテンツ・ネットワークのさらなるアップデートを計画中です。また、清水事業所での導入モデルをベースに他事業所への横展開(ロールアウト)も進行中で、スペースデザインは完成して終わりではなく、現在進行形でスケールと進化を続けています。

